崖地 着工

現場打合せを行いましたが.こんなに景色の良い会議は他には無いです!

がけ地の現場,着工です.工務店との事前打合せも終わりいよいよ着工です.先ずは基礎工事.がけ地なので基礎工事が大掛かりです,しっかりと地盤に食い付く基礎でなければ建物を支えれられませんから基礎にも普段より厳しい法的基準をクリアする必要があります.「法的」というのは前回ご紹介した「崖(がけ)条例」というものです.今回の設計も当然ですがその基準をクリアした設計となっています,

 

ではまず,何が「崖」であって何が「崖」ではないのか...という話ですが,条例には具体的に「斜面の角度が”30°”を越え,高さが”2m”を超えるもの」と記されています.条例は,その「崖」に近い位置に建つ建物に適用されます.”近い位置”とは「崖の高さの”2倍”の距離」の範囲に入るものです.その為,際どい敷地型状の場合は高低差測量が不可欠です.その”角度,高さ,距離”が崖条例の基準に密接に関わってきます.

 

 

次回はその基準に触れていきます.

 (池田)

 

 

 

※崖条例は地方公共団体によって多少違いがありますので詳細は特定行政庁への確認作業が必須です.

 

崖地・傾斜地・斜面地に魅力ある家を建てる!

米村和夫建築アトリエ/風のアトリエ